街かどの花 ㊳







街かどの花 ㊳
日中はまだ暑さが残りますが、朝夕は風に少しずつ秋の気配を感じる頃になりました。お元気にお過ごしですか?Tomoです。秋の訪れを感じさせる代表的な香りの花木の『金木犀』(キンモクセイ)をご紹介します。また今年もこの季節になりました。『キンモクセイ』が咲く時期を迎えました。私はこの季節が四季の中でもとっても好きなシーズンです。『キンモクセイ』の香りを嗅ぐと秋の訪れや子供の頃に学校の帰りに嗅いだ懐かしい香気を放っていたのを思い出します。賑やかな夏から静かで落ち着いた、秋が始まるという感覚を肌で感じます。香りは、夕方に強く感じられると思います。これは「プルースト効果」と呼ばれる心理現象だそうです。(臭覚で感じた時、記憶や感情が一瞬で私たちをあの頃へタイムスリップさせる現象のことです)「プルースト効果は五感での臭覚脳の仕組みのことです」脳裏に夕暮れの空が浮かんできます。ノスタルジックな風景と香りが漂ってくると人々の記憶や季節の思い出と結び付いてきます。街かどで、ふと漂ってくることが多くてリラックス効果もあります。イライラを静める癒しの効果があるとされています。この香りは、女性らしい甘さのある香りがします。清潔感と自然な香りで人工的な香りではなく自然な香りがとても良く心地よく感じます。スピリチュアルな意味では、「幸運の前兆(芳香現象)で運気が上がります。邪気を払い魔除けの為、香りが邪気を遠ざけるとされ神社に植えられる事の多い花です。この花はトイレの芳香剤のイメージがある為あまり好まない方もいるかも知れません。
『キンモクセイ』の香りの成分は5種類で構成されていて、忌避作用(きひさよう)「匂いの成分で対象の生物をその場から遠ざける効果、働きのこと」があります。
中国の『キンモクセイ』は完全に日本の『キンモクセイ』と同じ遺伝子を持つ種類は存在しない可能性があり、『キンモクセイ』は日本で生み出された品種だと言われています。
雌雄異株(しゆういかぶ)の植物だからだと言われています。「一つの個体に雄花(おばな)か雌花(めばな)のどちらか一方しかない植物の性質」です。
食用にもなります。お茶(花茶)や香り付けをして、シロップやジャム、お酒、お菓子を楽しませてくれます。花の部分は薬用にもなります。
『キンモクセイ』は沈丁花(ジンチョウゲ)や梔子(クチナシ)と並ぶ日本の三大香木の一つとされています。遠くまで香りが届くため、古くは『千里香』(センリコウ)と呼ばれます。
花期は9月下旬~10月下旬に咲きます。花色は鮮やかなオレンジ色「橙黄色」(とうこうしょく)です。原産地は中国です。
英名『fragrant orange₋colored olive』(フレグラント・オレンジ・カラード・オリーブ)「香の良いオレンジ色のオリーブ」(キンモクセイはオリーブ科の一つだからです)と言います。
和名の由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられ白い花は『ギンモクセイ』オレンジ色は『キンモクセイ』とされています。中国では丹桂(タンケイ)・銀桂(ギンケイ)・金桂(キンケイ)のことすべてを桂花(ケイカ)と総括されます。
『金木犀』もとても魅力のある花の一つです。花自体は小さくて健気な感じはしますが、香りで色々なことを人の心に感じさせてくれる、とても掛け替えのない花です。



